コロナ禍の終息が全く見えない中で懸念していた第3波が押し寄せました。コロナ禍で「ナンクルナイサ」は全く通用しないことを痛感しましたね。先が見えない中で、心身の健康、経済的なこと課題は山積です。思考錯誤しながら、如何にして明るくポジティブな心で過ごすか大きな課題に直面していますね。
利用者の方が一人でもコロナの陽性が出たら、打つ手は全く無いといってもおかしくない状況です。できる限りの対策をして、自粛・自粛・自粛と心を引き締めて、希望をもって進むしかないでしょうね。
ところで、1月に利用者様お二人がお亡くなりになりました。私は、疎遠になっていたお子様達に初めてお会いしました。お子様達は親御さんを預けっぱなしにしているということで、何かしら後ろめたい気持ちがあるのではと感じたので、私はきっぱりと、「そういうお気持ちは持たないでください」と言いました。
利用者様がそれまでどんな人生を歩んできたのか、家族関係もいろいろあったでしょうから、その感情を整理するのも大変だと思いますが。
私達の利用者様との関わりは預かりした時からなのです。私は、利用者様がご家族とどんなに良い関係であったとしても、子どもだから親の介護は当たり前、嫁も当たり前という考えは全て捨ててほしいです。
子供達は自分の家族、自分の老後を考えていかなければならないし、ましてや嫁と姑の関係が親子のようになるというのは皆無に等しいと思います。
私は父と父の後妻をスタッフの力を借りて最期まで看取ることができました。そのおかげで、常に二人に笑顔で接することができました。二人とも90才になる前に亡くなりました。私は、二人にせめて90才は越えて欲しかったという気持ちが強かったです。
嬉しいことは、父の後妻の最期の言葉が「ありがとう」でした。それも、スタッフに介護してもらったおかげです。
実母は、私が高1の時、40才という若さで亡くなってしまいました。私自身も果たして40才を越えることができるだろうか、と思うこともありました。母の死は、まだ自分の中でも収まりはつきません。
私は、ご家族が介護することに関しては全くの「NO」という想いで介護の仕事を立ち上げたのでした。私達は優しい心、愛と奉仕の心、最高のおもてなしで利用者様に対応していきたいですね。
利用者様には100才は越えてほしいです、せめて90才は。
このコロナ禍を乗り越えるか大きな課題ですが、何があっても常に笑顔でいられる自分でいたいですね。
スタッフ一丸となってこのコロナ禍を乗り越えましょう!
Never give up! Have a bright hope! Always keep your smile!
令和3年2月10日
謝敷千恵子
73歳迎へて 思い勝ることは
肝勇みかけて 歩で孵化ら【千恵子作】
ナナトゥユミンケティ ウムイマサルクトゥヤ
チムイサミカキティ アユディシディラ