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理想の介護を目指して171


新型コロナウイルスの第2波がようやく収まりました。

しかし、油断はできません。インフルエンザと重なって勃発する可能性が高い第3波をどう乗り切るか、大きな課題が目の前に迫っています。

それでも何とか9月中旬頃から少し安堵した気持ちで過ごして、922日に「美ら島」、24日に 「かな杜」、26日に 「ゆがふ」で敬老会を行いました。

 

美ら島で100歳百寿の吉元ハル様、99歳白寿の運天信子様、97歳カジマヤー(風車)の比嘉ツル様に紅型(びんがた)の着物を着てもらい、お祝いをさせていただきました。

笑顔で元気なお姿を見て嬉しい限りです。私も何とか琉歌が間に合いました。100歳の吉元ハル様は、毎朝詩吟、午後はカラオケを歌ってくださっています。

美ら島での敬老会の主なイベントは、プロの石嶺さんグループの歌&踊り、美ら島のスタッフ城間文子さんが世話役として活動している『トントンミー』という民謡サークルの子どもたちの琉球の歌・楽曲・踊りを披露してもらいました。

 

プロの石嶺さんグループは言うまでもなく素晴らしかったです。また、小学生の子供達が13曲も披露できるって本当に凄いなと感動しました。日頃の取り組み方が結果として出ているのだと思います。将来この子供達の中からブロが誕生するでしよう。本当に素晴らしいイベントになりました。

また、吉元ハル様の娘さんから100個の「のマンジュウ」の差し入れがありました。スタッフからも「アシティビチ」、「カマボコ」の差し入れがあり、その心遣いに感謝です。

100歳を超えたら101歳、 102歳、103歳……120歳までずっと祝うお祝いをすることが長寿のお祝いのようです。ぜひ私たちの施設から 100歳以上の方々を次々と輩出していきたいですね。それが開業当時からの私の夢でもあります。

 

課題はたくさんあると思いますが、何をしなければならないのか、まずは私達スタッフが「おもてなしの心」で利用者の方々に対応することだと思います。利用者の方お一人お一人に「幸福感」を持って日々を過ごしていただくためには、私達が同じ想いで対応していくことですね。

みんなで一致団結して利用者のみなさまを幸せにしていきましょう。

 

 

令和21010

謝敷千恵子

 

 

百寿頂迎えるめでた寿利吉に 笑ひ福福と お祝さびら

ムムジュチジンケル メデタカリユシニ ワライフクフクトゥ ウユエサビラ

 

白春から百寿 一足踏でみしゃうち 百二十歳お祝い 願ひ込めて

ハクジュカラムムジュ チュヒサフディミソウチ

ヒャクハタチウユエ ニゲエクミティ

 

花の風車 子孫打ち揃て 祝ふ御座敷の 笑ひ福り

ハナヌカジマヤー シスンウチスリティ イワウウザシチヌ ワライフクイ